福島の特別な夏。

2011.07.29 *Fri*
最近ちょっと余裕がなくてほぼ日に日参できてなかったけど、糸井さんのTwitterで永田さんが福島の高校野球地方大会を取材していると知ったので、これは絶対に読まなければいけないと思った。
わたしがほぼ日が大好きな理由の半分くらいは永田さんが占める。
永田さんの感性が好きだし、永田さんの書く文章で大笑いしたり号泣したりは日常茶飯事。
毎年、オリンピックや世界陸上などを泊まりがけで記事にしてくれる永田さんだけど、今年は福島に行ったかと。

福島の特別な夏。

決して興味本位で、もしくは同情で、福島に行ったわけではないことはすぐわかる。
でも、もちろん、目を背けているわけではない。
高校野球が大好きで、野球が大好きで、選手たちもみんな一生懸命でキラキラしていて、でもその向こうに見えてくるものはちゃんとあって、何度も何度もドキッとした。
そして涙が出た。
永田さんの書く文章だから、いろいろと覚悟はしてたけど、こんなに号泣するとは思わなかった。
わたしにとって高校野球っていうのは夢のかたまりで、夢の象徴みたいなもので、キラキラして輝いてて。
その夢の象徴と、原発事故という現実がどうも重ならない。
そのどうにも混ざり合わない違和感が、まず、胸をしめつけた。

そして、やっぱり高校野球っていい。
わたしも夏の甲子園は大好きで暇さえあればテレビで一日中見ているし(最近はあまりないけど)、平日でも昼休みにテレビのある部屋に行くと周りの了解を曖昧にとってチャンネルをNHKに変えて、どんなチームが試合をしていようと必ず楽しんで見る。
特に高校野球は、たぶん子供の頃から野球をはじめて高校まで続けてきた男の子たちが、甲子園という夢に向かって一心に突き進むものだから。
プロに入ったり、大学や企業でも野球を続けたりする選手ももちろんいるけどきっと少数で、多くの選手はきっと3年生の夏を最後にずっと続けてきた野球をやめることになるんじゃないか。
負けたら、夏が終わる。
そういう特別な緊張感が、甲子園の夏を輝かせている。
でも、それは甲子園だけじゃなく、甲子園にたどり着くまでの各地の地方大会でも同じ光景が見られているんだなあと、そんな当たり前のことに初めて気づいた。

永田さんの撮った写真の、緑がきれい。
空の青がきれい。雲の白がきれい。
高校生の姿が、きれい。
福島の特別な夏と、高校野球が持つ切なさを、それだけで感じられる。

福島大会の優勝は、5年連続で聖光学院。強いチームです。
もちろん、甲子園で聖光学院を特別に応援することはないと思う。
でも、がんばってほしい、と思う。

ああ、行きたいな。甲子園。
category : Sports

COMMENT

Comment Form


秘密にする
 


Calendar

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

Categories

Recent Comments

Mail Form

名前:
メール:
件名:
本文:

In Blog Search

Archives

 

Copyright © Key Of Life All Rights Reserved.
テンプレート:サリイ (ブログ限定配布版 / 素材:ふわふわ。り)