またいつかどこかで。

2012.01.17 *Tue*
事故から2日。
ようやく、消化はできていないものの、飲み込めることはできた気がします。
船橋31期・坂井宏朱選手が夕練中の事故で殉職されました。

女子レーサーが誕生すると聞いた時、ひとりは元モトクロス選手で若い女の子。
でももうひとりはまったくバイクに乗ったこともない自分のひとつ年下の女性、と聞いて、大丈夫かなあ?と不安でした。
オートレースを見始めて、女性選手が走るなんて考えたこともなかったし施設や選手の意識やその他いろいろな面で大変だろうなあと。
特にひろみちゃんは、年も近いし元オートレースファンでオートを好きになった時期も近い。
淡路さんの記事が大好きなところも、一度ハマると誰にも止められないところも、ものすごく自分に似ていて、勝手にですが、会うことができたらきっと話が合うんだろうなあと思ってました。
だからこそ、簡単に上手くいってほしくない気持ちもあって、純粋には応援できていなかった気もします。
オートレースが、普通の女性がいきなり活躍できるような簡単な世界であってほしくなかったし、ロッカーでのひろみちゃんが本当に周りの選手たちに厳しいながらも優しくされて可愛がられているのが分かったから、ちょっとジェラシーも感じていました。
ごめんね。
でもそれも全部、彼女が本当に一生懸命で本当に頑張っていたからこそ、だったのに。
きっと、今でもひろみちゃんは、もっと上手く走れるように練習しなきゃ、と思っているんだろうなあ。
もっと練習してもっと努力して、根性と努力と情熱でここまでやれるんだと見せてほしかった。
そして、会いたかったなあ。
きっといつか会えるんじゃないかと思ってたのに「絶対に」「二度と」会えないという、その「100%」な感じがどうしても受け入れられないひとつの壁でした。
まだ、悪夢であってほしいという思いは消えません。

訃報を聞いてまず考えたのは師匠の永井さんのことでした。
2008年のスーパースター王座決定戦で優勝した永井さんに憧れてオートに魅了され、そして飛び込んだ世界。
その憧れの永井さんのそばでオートレーサーとして過ごせた時間は、短かったけど、彼女の人生の宝物だったと思います。
永井さんは「自分のレースなんか見なければ、死なずにすんだのに・・・」と仰っていたと聞きました。
でも、絶対に彼女は永井さんに出会えて幸せだった。
最期のとき、永井さんが声をかけ続けていたとも聞きました。
きっと、ひろみちゃんには聞こえていたと思う。
大好きだった永井さんの声が。きっと。
永井さんはこれからも、たくさんの人に夢を与える走りをしてくれると思います。
彼女が愛したオートレースのために、トップレーサーとして走り続けてくれると思います。


わたしができることは、坂井宏朱選手というオートレーサーがいたことをずっと忘れないこと。
そして、彼女が愛して飛び込んだオートレースを、これからも愛して見守ること。
「オートレースを好きな気持ちは誰にも負けません!」と力強く言っていた彼女には負けるかもしれないけど、わたしもオートレースが大好きだから。
これからも、彼女が見ることが出来なかったオートレースの未来を、見守っていきたいです。

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category : AutoRace

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