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それでもボクはやってない

2007.01.24 *Wed*
休みだったんですが、たぶん有意義な休みでしたよ。
朝は映画「それでもボクはやってない」を見に映画館へ。
水曜日だからかなあ、朝からチケット売り場行列でなんとかすべりこんだ感じ。
下で感想書きますが、すごい映画だったなあ。うーん。
その衝撃から抜け切れないまま午後は裁判所に行ってみた。
平日にしか行けないので、ちょっと勇気を出して。
まあ、勇気を出すほどのところではなかったんだけど。
刑事裁判を何件か傍聴してきたけど、面白いところまで行ったのは一件だけ。
しかし、映画を見た直後に行くといかにリアルに映画が作ってあるかがわかります。
ほんとにちょっとびっくりするくらい映画そのままの世界がありましたから。

では、映画の感想。思いっきりネタバレあり、注意です。
ひとつだけ言える事は、男性は満員電車に乗るときは女性に背中を向けて乗るとか両手でつり革を持つとかとにかく十分気をつけてください。
女性はできるだけ女性専用車両に乗ってください。
と、いうことかな。

周防監督の映画って見るの初めてだったんだけど、あの人柄から、少しコメディーチックな映画を作る方なのかな、と思ってたんですが全然違いましたね。
今までもそうなのか、今回に限ってなのかわかりませんが。
上にも書きましたが、ものすごくリアルで、ある種ドキュメンタリーを見ているかと思うくらいのリアルさで。
主人公は満員電車で就職の面接に向かう途中、女子中学生に痴漢をしたということで逮捕され、示談をすればすぐ出してやると言われたが断ったため4ヶ月も拘留されていたわけです。
やっていないと言えば拘留され続け、起訴されれば裁判になっても勝ち目は0.1%。
やっていない罪を認めて示談すればその日のうちに帰してもらえる。
理不尽な事実です。
痴漢事件は証拠がなく、被害者の証言だけで判断される。
仕方がないとも思うけど、ひどい事実です。
裁判は真実を暴きだす場ではなく、とりあえず出された証拠品で有罪か無罪か決めるところだと。
結論を言ってしまうと、有罪判決でした。懲役3ヶ月執行猶予3年(4年だっけ?)
冤罪なのに有罪判決っていうのは全く予想してなかったので、映画館の中がちょっとざわっとしたくらいの衝撃でした。
でもね、裁判官が悪いわけではないと思うんです。
裁判官は、被告人が本当にやったかやっていないかなんて分からない。
真実なんてわかんないんです。
証拠がないし、逮捕した警察、起訴した検察を信じるという意味もある。
これが、最後のリアル。
有罪率99.9%というリアルだったんだなあと最後になって思った。
"それでも"の意味が最後になって分かったような気がしたし。
でも、そこで考えたんだけど、今回主人公が被告人だったから冤罪であると信じたわけだし、理不尽で許せない判決だと思えたわけだけど、逆に主人公が被害者の女子中学生だったらどうか。
裁判のシーンが全く同じでも、絶対に被告人は嘘をついていて有罪だと思うだろうなあ。
執行猶予なんかつけるなとも思うだろうし。
ものすごく考えさせられる映画でした。
被告人は「控訴する」というところで終わってますが、勝てないだろうな、きっと。

あーそれと、この映画について全然知らずに行ったんで、山本耕史がほぼずっと出てることがラッキーでした。
いい役どころでしたよん。

午後のことについてもちょっと。
わけもわからず裁判所に行って、とりあえず入ってみた法廷でやっていた裁判。
一件目はいきなり判決公判でした。罪名は業務上過失致死。
路上(坂道)に停めていた車のサイドブレーキがしっかりかかってなくて動き出してしまい、歩行中の女性を死亡させた事件。
執行猶予付きの禁固刑だったんですが、被告人はそのまま普通に帰っていくんですね。傍聴人用の出入り口から。
被害者の旦那さんが遺影を抱えて傍聴してたんですが、その前を普通に素通りして帰って行きました。

二件目は無免許運転で捕まった50代男性の公判。
仕事で派遣労働者の送迎を無免許で日常的にやっていた。
前科もあり、そのうち2件が同じく無免許運転で罰金刑になっている。
反省してませんよね。これ。
奥さんが証人として証言したんですが、奥さんも悪いこととはわかりながら生活のために仕方ないと思い黙認していた、と。
奥さんも反省してないように思いますね、これ。
大体、飲酒運転の黙認は罪に問われるのに無免許運転の黙認は罪に問われないんですかね?不思議。
弁護人からは、生活の状況、特に家族関係について何度もしつこく質問がありました。
再犯しそうかどうかという点で重要なんでしょうね。
奥さんと被告人によると、現在は新しい仕事が見つかって、しかも正社員として雇ってもらってて自転車通勤なので車に乗る必要はなく、車も処分したからもう二度と運転はしないと。
逮捕され裁判が続いているしかも前科もある50代の男性を最初から正社員として雇う会社があるってのがちょっとびっくりでしたけど。
とにかく、今は収入も家族関係も安定しているので再犯の可能性はない、と弁護人は締めてましたが、「ない」と言い切れるのか微妙でしたね。
求刑は聞き違いでなければ懲役6年と言っていたような。
かなり厳しいような気がするけど、前科があること、常習的に運転していたこと、しかも人を乗せて運転してということの重大性ということでこうなったようです。
判決は来週。

あと3件あったけど、特に面白いところはなかった。
最初、書類を早口で小声で読んでいるだけの時はどうしようかと思ったんだけど、被告人とか証人への質問の時は面白い。
どこで生まれてどういう人生を歩んできたかというところからどうして犯行に至ったかというところまで来るわけですからねー。
弁護士さんも検察官も裁判官も口調はタメ口で時には優しく時には厳しく話を聞いていくのは面白かったなー。
また平日に行ける時があれば行ってみようかと。
category : 観る

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