結婚って (前編)

2008.10.27 *Mon*
【今日の記事は「聖女の救済」のネタバレになります。これから読む予定の方はお気をつけください。】

「聖女の救済」を読んでから悶々と同じことを何度も考えて、今日の帰りに暗い道を自転車で走りながら考えたのが一番新しい考えになりました。
通勤の時間って結構考え事に使える。(事故には気をつけようー)

被害者は真柴義孝、容疑者(犯人)は妻の綾音。結婚して一年でした。

結婚直前、義孝は綾音にこんなことを言いました。
「結婚して一年以内に子供が出来なかったら別れよう」
義孝にとって子供を作ることが結婚の”唯一の目的”であり、避妊をしなければ通常の夫婦であれば一年以内に子供は出来る、できなければ妻に問題があるので(自分は既に検査していて不妊症ではないことが判明している)別れて別の女性を探すということなのです。
綾音はそれまでにも義孝が子供をほしがっていること、結婚生活に子供は欠かせないと思っていることなどは知っていましたが、「一年以内に出来なければ別れる」とまで考えているとは思っていなかったらしく、とても驚きました。
そして、とても傷つきました。
綾音は、先天的な異常で、子供のできない体だったからです。

綾音が義孝と出会ったのは友人であった順子を通じてでしたが、出会ったときから綾音は義孝に惹かれまた義孝からもアプローチがあったので順子とも交際していることは知りませんでした。
自分から確かめることはできなかったからです。
そして順子は自殺します。
綾音は、順子の自殺の原因が自分の裏切りではないかと気づいてはいたけど怖くて確かめられないまま、義孝との結婚話が進みました。
そして、最初の言葉を聞きました。
綾音は、はじめて義孝に「順子と付き合っていたのか」「順子にも同じことを言ったのか」と聞きました。
答えはイエスです。
「言い方は同じではないが”タイムリミット”だ。避妊していないのに妊娠する兆候すらない」
綾音は「結婚するまでは避妊してほしい」と言っていたので結婚に至りましたが、義孝は本来いわゆるできちゃった結婚を望んでいて、子供が出来た相手と結婚したいと考えていたようです。
綾音は、順子の自殺の原因も彼の無神経さにあると初めて気づきました。

そして一年が経ち、もちろん綾音は妊娠しません。
このとき、義孝が既に新しい女性(綾音の弟子)と関係を持っていること、そして彼女が既に妊娠していることを綾音はなんとなく感づいていました。
そしてあの日義孝はついに言いました。
「分かっていると思うがそろそろタイムリミットだ。出て行く準備をしてくれ」

殺害の動機は愛人をつくって離婚を切り出した夫の裏切りに対して?
冷酷に捨てられ自殺した友人のための復讐?
相手を傷つけてまで自分の考えを通そうとする夫の人間性に対しての憎しみ?

つづきます。
category : 読む

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